HOT SHOT! book
月1ペースで読んでいる小説の読書感想文です。
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死の教訓/ジェフリー・ディーヴァー
前作『悪魔の涙』がめちゃくちゃ面白かったので、迷わず買ったディーヴァーの新刊。しかしこの作品が書かれたのは彼がブレイクする『静寂の叫び』よりも前なのだと下巻のあとがきで初めて知った。…道理で作り込みが今ひとつな作品だと思ったよ…。完全に講談社に騙されましたな。
 ビルが抱える家庭の問題、職場の問題。ビルは前の職場で指示を誤り、部下を死なせてしまった経験を持つ。また殺された女子大生と何度か話をしているところが目撃され、証拠遺棄の疑いがかけられてしまう。一方町で唯一の名所であるオーデン大学は慢性的な経営不振にあえいでいる。大学では講師が担当教授にクビを切られそうになり、密かな復讐を始める。殺された女子大生と関係を持っていた数人の教師たち、彼女と同性愛の関係にあった女子学生。マニアックな映画にハマる高校生、優等生である事に疲れたビルの息子の苦悩。何しろこの物語は問題抱えた登場人物ばっかりなのである。ちょっと盛り込み過ぎちゃったかなーって感じ。大学の借金問題なんか、結局中途半端に終わっちゃったしさ。
 ディーヴァーお得意のどんでん返しのオチも、ちょっと弱い感じ。きっと途中までは皆同じように騙されてるんだけと思うけど、話が二転三転しすぎて結局オチを聞いても「あっそう」みたいな感じで終わっちゃうのだ。殺人の動機づけも弱いし、いろんな問題が投げ出されたままだし。
 このままでは何となく消化不良なので、ブレイクしてからのディーヴァーの作品を読んでみようかなと思った。まずはハヤカワ文庫の『静寂の叫び』と『監禁』かな。『ボーンコレクター』『コフィン・ダンサー』『エンプティー・チェア』は文庫になったら絶対読む。そう考えるとデビュー作からいきなりブレイクする作家って、やっぱり天才なのかなあなんて思うよ。物事何でも、ずっと続けていれば熟練してくるものだしね。今回はいい勉強になりました。そして速攻古本屋行き、かな。
死の教訓〈上〉 死の教訓〈上〉
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