HOT SHOT! book
月1ペースで読んでいる小説の読書感想文です。
201706<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201708
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
最も危険な場所/スティーヴン・ハンター
新刊コーナーで何となく見つけたハンターの新作。あらすじを見ると、主人公はアール・スワガーだと言うではないか。彼は『極大射程』『ダーティホワイトボーイズ』『ブラックライト』の主人公ボブ・スワガーの父である。ボブ・スワガーのシリーズを読んでいた私としては、これは読まなければいけないでしょう!と一気に読んだのであるが、あとがきを読んだらアール・スワガーのシリーズは既刊の『悪徳の都』の方が先だったらしい。最後まで読んじゃってから分かってもな~。道理でこの本の中でアールの父の話がたまに出てきたはずだよ、『悪徳の都』ではアールの父・チャールズの死の真相が明かされるらしいのでね。
 前述のボブ・シリーズにも登場し、ボブを影ながら支えていた弁護士のサム。彼が調査係、アールが実行部隊という役割分担で物語が進んでいく。そのサムは『ブラックライト』で殺されてしまったのだよね…。そんな事を思うと、何となくしんみり。この物語は、彼がいなければ始まらない。そして彼がいなければ、真実を知る事はできなかったのだ。
 ティーブスという町がどのようにして出来上がったのか。命からがら逃げ出したサムが調査をしてゆく過程の中に、真実が隠されている。いろいろな人物の名前が出てくるが、混乱しないように。ここをキッチリ理解しておかないと、ラストでの“秘密の暴露”のシーンでビックリできないからね。
 しかし…私はアールが取った行動を正当だとは思えない。どんな理由があるにせよ、人間を“狩る”なんて行為は許されないのだ。なのでティーブス壊滅作戦が続く下巻は、かなりヤな感じ。上巻の後半、アールが拷問を受けるシーンもヤな感じだが…。それでもサムが事件の真相を暴いていく過程がめちゃくちゃ面白くて、やっぱりハンターはストーリーテラーだなぁと感心せずにはおれない。銃に関する知識の豊富さも、相変わらず。最後に用意されたサプライズっていう設定も私好みだ。最後にさわやかな(?)ビックリ感を楽しめるように、複雑に絡み合った真実をしっかり捉えながら読みたい一冊だ。ちなみに原題は『PALE HORSE COMING』、「蒼ざめた馬が来る」である。これは物語のキーワードになる言葉。下巻の中盤、涙せずにはおれないかもね。
最も危険な場所〈上〉 最も危険な場所〈上〉
スティーヴン ハンター (2002/05)
扶桑社
この商品の詳細を見る

最も危険な場所〈下〉 最も危険な場所〈下〉
スティーヴン ハンター (2002/05)
扶桑社
この商品の詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:本の紹介 - ジャンル:小説・文学

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。