HOT SHOT! book
月1ペースで読んでいる小説の読書感想文です。
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四つの署名/コナン・ドイル
シリーズ二作目である本作は、アメリカの雑誌で発表されたらしい。一作目『緋色の研究』から二年後の事である。これも前作同様、復讐がキーワード。発端は異国での出来事、父子二代に渡る復讐劇という設定も同じ。上記の通り発表した国が違うからプロットは似ててもいいと思ったのかどうかは知らないが、二作続けて読むとちょっと食傷気味だなぁ。いや、こちらの方がアクション要素が高くてハラハラしながら読んだけど。
 冒頭でホームズはいきなりコカインを吸い出す。ここで主人公像が一つ確立され、今後もその悪癖は続くのである。やはり改めてシリーズを1から読むと面白いなぁ、ワトスンの結婚のエピソードもこの作品で描かれている。前作で一緒に住む事になったばかりの二人なのに、もう別居なのね。シリーズ序盤からプチトラブルって感じ?
 依頼人と共に死体を発見したホームズは、警察に先駆けて独自の捜査を始める。四つの署名の謎やら犬を使った犯人探しやら、事件を追ううちに物語はテムズ河での船上戦へと発展してゆく…というお話。いやー、テムズ河での追跡劇はなかなかスリリングで面白かった。しかし当時の船の燃料は石炭だったのだね…。そりゃあまさに人力戦だったわけで、読んでる方も手に汗握る展開でしたわ。
 今回もホームズはキラリと光る嫌みで私を楽しませてくれる。初登場のジョーンズ警部が的外れな探索を続けている様を見ながら「ばかのくせにえらがる奴ほど始末の悪いものはない」とフランス語でつぶやくシーンなんか、あまりに意地悪で笑えるねぇ。そういう性格も結構好きだったりするんだけど。今回はインド王族の財宝を巡って様々な人の人生が狂わされていく複雑な物語。依頼人の女性と結婚する事になったワトスンもその一人かもね。解説にも書いてあるが、前作では左肩に銃創を負っていたはずのワトスンが本作からは脚を撃たれた事になっている。結婚時期も作品によって違った表記がされていたりするらしい。そこらへんがシャーロキアンのお楽しみってヤツらしく。私は物語に集中しちゃうとそういう細かい設定には興味がなくなってしまうのだけど、今後はちょっと気をつけながら読んで行こうかな。
四つの署名     新潮文庫 四つの署名 新潮文庫
延原 謙 (1953/12)
新潮社
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