HOT SHOT! book
月1ペースで読んでいる小説の読書感想文です。
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QED―百人一首の呪/高田崇史
全くノーチェックだった高田崇史のQEDシリーズ。文庫の最新刊を本屋で見たらちょっと面白そうだったのでシリーズ一作目を読んでみる事にした…という完璧な衝動買い。その結果は如何に!?
 まず主人公が薬剤師、という設定に驚く。薬剤師がどうやって事件に絡んでいくのだろうか?しかしその問題は、刑事の叔父がいるジャーナリストの友人の存在であっさりクリア。むむ、何となくご都合主義の予感…と思ったら今度は登場人物の設定にビックリ。博学で変わり者の主人公、無骨でラグビー体型のジャーナリスト、頭の回転の良い女性薬剤師、その同僚で独自の理論を貫く変人薬剤師…。こ、これはまるで京極作品のようではないか!
 もちろん主人公=京極堂、ジャーナリスト=木場、女薬剤師=敦子、同僚の薬剤師=エノさんである。セリフ回しから性格付けまでソックリ。同じ講談社文庫だからまだ許せるとしても、こんなんで良いのだろうか…?そして事件の結末も、まるで『凶骨の夢』。しかもそれが『凶骨…』ほど納得できる内容じゃなかったので、結論を聞いても何かしっくり来ないのだ。そういう症状の関係者がいてもイイだろう。でもそれを該当者が最後まで警察に言わないってのはどうなの!?だってそれは事件の肝になる証言なんだよ!?ああ~何か気持ち悪い!
 藤原定家が編纂したという百人一首と百人秀歌の配列をあのように定義し、その謎を解明した努力は認める。めちゃくちゃ感心する。でもやっぱりそれを殺人事件に絡めるのには無理があったようで。だって膨大なページを割いて解明した配列の謎も、実際の事件にはあんまり関係なかったじゃん…。百人一首にはちょっぴり詳しくなりました。でも楽しい推理小説を読んだ気にはなれませんでした。そんな作品。本編には全然関係ないけど、解説を西澤保彦が書いてるのもイヤ~!私は彼の作品を読み終わった時、生まれて初めて金返せ!と思った程合わなかったのだ。そんな彼に一生懸命薦められてもねぇ…。ま、雑学の一つとして百人一首の配列について知りたい人には分かりやすくて良いのではないでしょうか?そんな知識、飲み屋でひけらかしても周りに引かれるだけだけどね!
QED―百人一首の呪 QED―百人一首の呪
高田 崇史 (2002/10)
講談社
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