HOT SHOT! book
月1ペースで読んでいる小説の読書感想文です。
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巷説百物語/京極夏彦
久しぶりの京極作品~♪と文庫本を手にしたが、まさかこれが角川書店から出ている本だとは思わなかった。装丁が講談社文庫そっくり。人形の制作者もカバーデザインした会社も全く同じなのだ。センセイの指定かもしれないけど、これってアリなのかしら?って感じ…。まぁこの百物語シリーズのハードカバーは角川から出てるので問題ないのかもしれないけどさ。
 怪しげな御行一味が巧みな罠をしかけて事件を解決する、コン・ゲームもののミステリ。妖怪時代小説という新しいシリーズらしいが、私はこういうストーリー大好きなのよね。ただ、いろんな人が出てきていろんな人に化けていろんな言葉で拐かされる物語なので、登場人物の背景をしっかり把握して読んでないと訳わかんなくなる。江戸時代の話らしいので、職業や人の名前が古めかしいのも混乱する理由の一つ。まぁWOWOWで放映されていた『怪』を観ていれば分かりやすいかもしれないけど。
 罠を仕掛けて事件を解決して最後にネタ明かしする、という物語なのであらすじを紹介できないのが残念だが、どれもよく出来た仕掛けで面白い。が。どの物語にも第三者の語り口調で物語が進んでいくという章があるのだが、そのスタイルはちょっともう古いかな~。何かを説明するために、聞き手の質問を聞き返すという設定のセリフ回しがちょっとウザい。ちょっと昼ドラっぽい、偶然すぎるような危うい仕掛けもあったりするので、物語に完璧を求める人にはちょっとツラいかもね。
 収録されている7篇の中では『小豆洗い』『舞首』『帷子辻』が面白かったかな。ばかばかしさで『芝右衛門狸』もまぁまぁ。『白蔵主』は物語が分かりづらかったのでイマイチ。『塩の長司』も結果がイマイチ。『柳女』は仕掛けがイマイチ。ハードカバーでは続編も出ているようだ。大好きな京極センセの新シリーズ、テイストは似てるので今までの作品は長すぎてちょっと…という人にお薦めである。
巷説百物語 巷説百物語
京極 夏彦 (2003/06)
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テーマ:京極夏彦 - ジャンル:小説・文学

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