HOT SHOT! book
月1ペースで読んでいる小説の読書感想文です。
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魔術師/ジェフリー・ディーヴァー
リンカーン・ライムシリーズ最新作。今回のテーマはイリュージョン…推理小説とは対極にあるテーマという事で最初はちょっと引いていたのだが、なかなか楽しく読めた。
なかなか楽しく…というレベルだけども。
「最高のどんでん返し」と筆者が豪語する程のトリックとは思えず、犯人の動機にも今ひとつ説得力がない気がする。前作「石の猿」の方が断然面白かったなぁ。
ただ今作には「悪魔の涙」の主人公キンケイドが電話でライムと話すシーンがあったりと、ディーヴァー作品のファンならニヤリとするエピソードもあったりする。シリーズのファンなら読んで損はないけど、記憶に残る程の作品だったかというと、ちょっと微妙。私的シリーズランキングは以下の通り。
「ボーン・コレクター」>「石の猿」>「魔術師」>「コフィン・ダンサー」>「エンプティ・チェア」
なんか…そろそろこのシリーズもネタ切れな感も。こっちよりも「悪魔の涙」の続編を読みたいなぁ…。

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石の猿/ジェフリー・ディーヴァー
●ジェフリー・ディーヴァー「石の猿」
めちゃくちゃ面白かった!上下巻をあっという間に読了しました。感想文は追って書く…つもり。

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死の開幕/ジェフリー・ディーヴァー
リンカーン・ライムシリーズで有名な著者の初期作品。12年前に翻訳された『汚れた街のシンデレラ』の続編である。その前作は未読なのだが、おおまかなあらすじは解説で紹介されていた。まぁ得てしてブレイクする前の初期作品というのは、作家に対する期待が大きい分だけガッカリする事が多いのだが、この作品はなかなか面白かった。ディーヴァーお得意のどんでん返しも健在。…それでもかなり粗の目立つ造りではありますが。
主人公のルーンはマンハッタンの映画制作会社で働く女の子。パンク・ファッションに身を包み、ハドソン川に浮かぶボートハウスで暮らしている。そんな彼女が偶然、ポルノ映画館の爆破現場に居合わせる。そこで彼女はその映画館で上映されていたポルノ映画の主演女優のルポを撮影しようと決意、彼女のインタビューを取りつけた矢先に今度は主演女優が事務所で爆死してしまう。死んでしまった女優の人生を描こうと彼女の周辺を探るルーンだが、そこで意外な事実に気づいてしまう。続く映画館の爆破事件、爆弾処理班のサムとの恋愛など、様々な事件が絡み合って物語は進む。真犯人のオチはちょっと作り込みが甘い感はあるが、ノンストップで読みたくなるミステリだ。
一番好きなのは、最後のオチ。直前の対決で一体どうなる事かと思ったが、うまーくまとまった終わり方で清々しかった。何と言っても主人公のルーンが魅力的な女性で気持ちいい。若さゆえの強引さはあるがそこがまたキュートで、10歳以上年上の男性との恋の駆け引きも初々しくて微笑ましい。ミステリに恋愛を持ち込む作品は死ぬほどあるが、この作品は恋愛小説としても読めそうな程。好意を持った相手が段々自分のテリトリに入ってくるゾクゾク感が上手に描かれていて、胸がキュンとする。でもこれはディーヴァー作品だからなぁ~ホントに彼は大丈夫?なーんて余計な心配しながら読むのもまた一興かな。
初期作品だけあって細かい所での詰めが甘い感はあるが、それでも充分楽しめるミステリ。もう少し真犯人の背景を描いてくれたら良かったかな~と思うが、恋愛小説っぽいミステリとしては上出来かも。まぁディーヴァーのファンなら読んでも後悔しないと思うけど、普通のミステリファンにはちょっと物足りないかもね。

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エンプティー・チェア/ジェフリー・ディーヴァー
久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ第三作!相変わらずのどんでん返しスタイルのミステリ、いやぁ最後までワクワクしながら読めました。特にラストの構成は秀逸!えっライムが??と一瞬ドッキリする仕掛けだ。このシリーズがあと3作品も発表されている事を思えば、そんな訳ないんだけどね。いかにも視覚的な描写だったけど、これが映画だったらこのドッキリ感も半減なんだろうなぁ…と思うよ。
ライムの手術をするためにアメリカ南部の町、ノースカロライナ州にやってきたアメリアたち。そう、この作品の舞台はニューヨークじゃないのだ。そこで地元の保安官から、ある少女の誘拐事件の犯人捜しを手伝って欲しいと依頼されるライムとアメリア。保安官の兄と知り合いだった縁で依頼を引き受けた二人だったが、事件は大変な結末を迎える事になるのであった。
犯人と目される少年の追跡劇から留置場からの逃走劇、銃撃戦、最後は法廷劇へと物語は次々に形を変えながら進んでいく。それが無駄が無くて無理が無くて、本当に面白かった!前作『コフィン・ダンサー』よりも私はこっちの方が断然好きだな。今回は科学捜査よりも本格ミステリ的な要素が強くて、物語のあちこちにトリックとトラップが散りばめられていて気が抜けないのだ。お決まりのどんでん返しは最後の最後まで何度も何度も続くので、最後はちょっと食傷気味になった気もするけど(笑)。
でも最後のどんでん返しがなければ、あのラストの空気感は出せなかったと思う。小説の面白さってヤツがギュッと詰まったミステリ小説。黒幕の目指していたモノには全く美学がないので、そこがちょっと後味の悪いところなのだが、読んで損はない傑作でしょう。ちなみに題名の「エンプティー・チェア」とは精神療法の名前らしい。目の前に空っぽの椅子があって、そこに誰かを座らせる事をイメージさせて相手の気持ちを自分の言葉で話す事によって“気づく”事があるというものだ。何故これを題名にしたのか…それはライムとアメリアの関係を間接的に表現している言葉だからじゃないかなと私は思う。題名のセンスにも脱帽!

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