HOT SHOT! book
月1ペースで読んでいる小説の読書感想文です。
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魔術師/ジェフリー・ディーヴァー
リンカーン・ライムシリーズ最新作。今回のテーマはイリュージョン…推理小説とは対極にあるテーマという事で最初はちょっと引いていたのだが、なかなか楽しく読めた。
なかなか楽しく…というレベルだけども。
「最高のどんでん返し」と筆者が豪語する程のトリックとは思えず、犯人の動機にも今ひとつ説得力がない気がする。前作「石の猿」の方が断然面白かったなぁ。
ただ今作には「悪魔の涙」の主人公キンケイドが電話でライムと話すシーンがあったりと、ディーヴァー作品のファンならニヤリとするエピソードもあったりする。シリーズのファンなら読んで損はないけど、記憶に残る程の作品だったかというと、ちょっと微妙。私的シリーズランキングは以下の通り。
「ボーン・コレクター」>「石の猿」>「魔術師」>「コフィン・ダンサー」>「エンプティ・チェア」
なんか…そろそろこのシリーズもネタ切れな感も。こっちよりも「悪魔の涙」の続編を読みたいなぁ…。

魔術師 上 (1) (文春文庫 テ 11-13)魔術師 上 (1) (文春文庫 テ 11-13)
(2008/10/10)
ジェフリー・ディーヴァー

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魔術師 下 (3) (文春文庫 テ 11-14)魔術師 下 (3) (文春文庫 テ 11-14)
(2008/10/10)
ジェフリー・ディーヴァー

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学

容疑者Xの献身/東野圭吾
言わずと知れた東野圭吾の直木賞受賞作品。
最後まで推理の手がかりの1つを伏せていた事で論争になったといういきさつがあるが、そのモヤモヤを吹き飛ばす位、最後に明かされた真実は重くて悲しかった。
その真実を知った時からラストまで号泣。
人を愛するという事がどんなに純粋でパワーのいる事なのか。
そんな風に人を愛した事があるだろうか?
というような事をしみじみと考えさせられた。
精緻に組み立てられた構成に脱帽。
直木賞受賞作にふさわしい名作だ。

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
(2008/08/05)
東野 圭吾

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灰色のピーターパン/石田衣良
「池袋ウエストゲートパーク」のシリーズ6作目。
・灰色のピーターパン
盗撮をしていた小学生を恐喝してきた上級生との諍いが、凶暴なOBの参戦によりマコト、タカシを巻き込んだ大騒動になる物語。まぁガキの争いは面倒だというマコトのセリフ通りの展開だったかな…。

・野獣とリユニオン
通りがかりの男に足を壊されて自分の夢を諦めた男の妹が、犯人に復讐を誓う物語。人を憎む事の虚しさ。「相手を知る」事で矯正できる関係もある。人間ですもの、他人との関係ってそういう事の積み重ねだよね。

・駅前無許可ガーデン
キャバ譲御用達の無許可保育園に勤める男にかけられたロリコン容疑を晴らすために、真犯人を見つけ出す話。もうちょっと奥深い設定に出来たような気もするなぁ…。何となく物足りない印象。

・池袋フェニックス計画
指折りの歓楽街である池袋の浄化作戦の影に潜む闇の関係。池袋は“ああいう感じ”だからイイんだよねぇ、と近隣住民の私は思うわけで。まぁ闇の関係については序盤から予想できる展開だけど、タカシの色男っぷりが堪能できる一作。

灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク6 (文春文庫 い 47-10)灰色のピーターパン―池袋ウエストゲートパーク6 (文春文庫 い 47-10)
(2008/10/10)
石田 衣良

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扉は閉ざされたまま/石持浅海
2006年「このミス」第二位に選ばれ、WOWOWでもドラマ化されたミステリ。
倒叙型と呼ばれる、犯人による犯罪描写が先に説明されてそれを探偵が推理してゆくというパターン(「刑事コロンボ」が有名)の本格派ミステリである。
密室状況を作り、事故に見せかけた殺人事件を計画した犯人。
彼は「扉を開けさせない」事に固執する。それは何故か?
という内容で、途中までは大変面白かったのだが…。
動機を聞いてガックリ。確かに発表当初は動機が不自然だという書評などもあったようだが、そりゃそうでしょ。私は動機が不明瞭もしくは不自然な物語は好きじゃないのだ。
まぁこれは好みの問題なのだが…。
私的には、途中まで良かったのに残念という印象。
探偵役の彼女が下した決断も、いまいち納得できない。
そこまでイイ男か、彼って??
まぁ1日もあれば読める作品なので、「このミス」受賞作品に興味のある方はどうぞ…。

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫 い 17-1)扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫 い 17-1)
(2008/02/08)
石持 浅海

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こころ/夏目漱石
取り急ぎ、読了報告。
高校生の頃読んだ以来の「こころ」。
「DEATH NOTE」の小畑健が描く期間限定カバーを見て、久し振りに読んでみたくなった。
純文学を読むのは久し振りだけど、昔の小説は「人間の心の動き」とか「人間の醜い部分」とかを率直に描いていてスゴイなぁ、と思う。
先生があのような行動を取ったのは確かに卑怯だと思うけど、その気持ちも分からんではない。そこに何とも言えない“切なさ"や“やるせなさ"を感じるのだ。
推理小説でも、横溝正史の描く世界はそれに通じるものがある。
残された人の気持ちを考えると、胸が締めつけられるようだ。
しかし解説で、本作が海外では「同性愛小説」として紹介されていると読んで愕然とした。“私"が先生に追い求めていた、心が揺さぶられるような感情を同性愛と判断するとは…。
やっぱ海外文学との温度差は埋められないようです。

こころ (集英社文庫) (集英社文庫)こころ (集英社文庫) (集英社文庫)
(1991/02/20)
夏目 漱石

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アンフェアな月/泰建日子
「アンフェアな月」
ドラマ「アンフェア」の原作となった「推理小説」の続編。池袋で発生した赤ちゃん誘拐事件。具体的な要求をしてこない奇妙な誘拐犯、そして事件は意外な事実を浮き彫りにして行く。ドラマとは違う結末を迎えた小説版アンフェア、でも雪平はもう篠原涼子にしか見えません…。

アンフェアな月―刑事雪平夏見 (河出文庫 は 13-2)アンフェアな月―刑事雪平夏見 (河出文庫 は 13-2)
(2008/05/02)
秦 建日子

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「虚像(メディア)の砦」/真山仁
「虚像(メディア)の砦」
テレビ業界を舞台にした社会派小説。「ハゲタカ」に比べるとスピード感は落ちるが、一気に読める良作。

虚像の砦 (講談社文庫 ま 54-5)虚像の砦 (講談社文庫 ま 54-5)
(2007/12)
真山 仁

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